Message
メッセージ
記憶を、信頼資産に。
会社には、それぞれ記憶があります。
しかし、この記憶は意図しないと時間の流れの中に簡単に消え去ってしまいます。
創業時の想い、苦しかった時代の判断、会社を支えてきた人たちのがんばりの記憶、感謝の記憶。
私たちハーベスト・クロップスは、この記憶を取材・記録・編集を通じてカタチにし、現在の活用だけでなく未来に届く形します。
初心をカタチに。
日々の活動をカタチに、
今までの積み重ねをカタチに。
これらの記憶が企業の「信頼資産」となるのです。
Profile
プロフィール
S49(1974)3.8 生
愛知県一宮市 出身
愛知県東海市 在住
妻と3人の子どもがいます
[保有資格]
プロモーショナル・マーケター
個人情報保護士
[趣味]
読書・掃除・筋トレ
■私が、記憶を信頼資産にする理由■
(以下、大変長文ですので、読まない方は上のボタンでお戻りください。)
私が「記憶を信頼資産にする仕事」を始めたのは、2026年のことです。
ただ、振り返ってみると、この仕事は2026年に突然始まったものではありません。それまで続けてきた仕事に、ようやく名前がついたのだと思います。
私は2006年に起業しました。
当初は、さまざまな印刷会社とお客様をつなぎ、必要な印刷物を、必要なときに、必要な量だけ届ける「印刷ブローカー」として活動していました。
しかし、その後は景気の低迷に加え、インターネットの普及やペーパーレス化が進み、印刷物を作るだけでは、お客様の役に立てない時代になっていきました。
そこで私は、「お客様にとって、本当に役立つマーケティングとは何だろう」と考え続けました。
ニュースレターによる既存顧客へのアプローチ、会員を管理する仕組み、Webサイトや情報発信の支援など、その時々で必要とされるものを考え、つくってきました。
その中心にあったのは、いつも「人の話を聞くこと」でした。
本人の中にある経験や考えを聞き、それを文章や仕組みにして、ほかの人へ伝わる形にする。本を書いたこともあります。いわば、表には名前の出ない「ゴーストライター」のような仕事を、長く続けてきたのです。
そんな私に、2025年、大きな転機が訪れました。
あるコンサルタントとの出会いをきっかけに、私は自分の会社の株式を手放しました。決して、よい経験だったとは言えません。私は、もっともらしく語られる「きれいな言葉」を信じ、その言葉の奥にあるものを見抜くことができませんでした。
大きな後悔が残りました。
しかし同時に、理念や言葉が人を動かす力の大きさを、身をもって知ることにもなりました。
言葉には、人を導く力があります。一方で、掲げられた理念と実際の行動が一致していなければ、人を惑わせる力にもなります。
だからこそ、理念を掲げるだけではなく、その人が日々何を考え、どのような選択をし、実際に何をしてきたのかまで記録する必要がある。言葉と行動を一緒に残すことで、初めてその人や企業の信頼を確かめられるのではないか。
そう考えるようになりました。
私のように、言葉だけを信じて後悔する人を、少しでも減らしたい。
その思いから生まれたのが、他薦メディア「maiTane」です。
maiTaneでは、本人が自分を売り込むのではなく、誰かが「この人を知ってほしい」と推薦した方を取材します。なぜこの仕事をしているのか。どんな経験を経て、何を大切にするようになったのか。その人の原点を聞き、記録します。
この仕事を続ける中で、もう一つ気づいたことがあります。
その人や企業の信頼は、理念だけで生まれるものではありません。理念に基づいて、日頃どのような活動をしているのか。その積み重ねがあって、初めて信頼になります。
そこで、理念と日々の活動を結びつけ、伝わる形に整える「信頼設計」という仕事が生まれました。
そして、企業の現在は、過去に行われた無数の判断と活動の結果です。
なぜ、その事業を始めたのか。
困難なときに、何を守ったのか。
どのような判断をし、誰と歩んできたのか。
何を次の世代へ伝えたいのか。
それらを記録し、未来の判断材料として残すものが「社史」だと、私は考えています。
多くの企業では、日々の活動が十分に記録されていません。それでも、創業者や経営者、社員の記憶の中には、会社をつくってきた大切な出来事が残っています。
しかし、記憶は語られなければ消えていきます。
人が会社を離れたとき。
世代が替わったとき。
時代が変わったとき。
「あのとき、なぜそうしたのか」という理由から、少しずつ失われていきます。
だから私は、人の中に残っている記憶を聞き、言葉にし、未来へ手渡せる形にしたいのです。
記録することは、過去を懐かしむことではありません。
過去の経験から、その企業が大切にしてきたものを見つけ、これからの判断の土台をつくることです。理念と行動の積み重ねを残し、働く人が自分たちの仕事に意味を感じられるようにすることです。
私が、この先どれだけの記憶を形にできるのかは分かりません。
それでも、一人でも多くの人の原点を聞き、一社でも多くの企業の歩みを残したい。その記録が、これからの企業の方針や、そこで働く人たちの誇りにつながってほしい。
記憶を、過去のものにしない。
未来を支える、信頼の資産にする。
それが、私がこの仕事をしている意味です。
▼ゴーストライターになるまでの経緯